リスクを解消するクランプハンド

Year 2020

自動車のトランスミッションに使用されるケースの外観検査をする為、検査台をMIにて設計製作致しました。この検査台では、多くの複雑な曲面を持ったケースの輪郭をクランプし、回転軸により製品を回し外観検査をします。そして一つの軸方向で回転させた後、製品の位相を90度回転させ、同一のクランプハンドで製品をクランプする必要がありました。

製品の輪郭形状は複雑であり、更に2つの輪郭形状を一つのクランプハンドでクランプすることは非常に困難ですが、当社の高度なモデリング技術と3Dプリンターが組み合わさることで画期的な解決方法を生み出しました。

ベースとなるハンドパーツモデルから、 2つの位相を重ね合わせた製品の3D モデルをブーリアン演算にて除去し3Dプリンターで製作しました。製品の輪郭形状に合わせ高精度に3D プリントされたクランプハンドは、完璧に製品輪郭の起伏にフィットし、製品がズレたり脱落するリスクを解消しました。

 

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